野球肩について
野球肩とは
投球の際に、肩に大きなストレスを強いる投球動作を繰り返していると負担が蓄積され動作時の違和感を感じるようになり、やがて“投球時の痛み”が発生するようになります。このような肩の症状を野球肩と言います。
野球肩の詳細
野球肩は過剰な投球動作が原因となりますが、損傷の種類と程度によって治療方法が変わってくるため注意が必要です。よく見られるもの4種類を以下に挙げます。
- インピンジメント症候群
- 腱板損傷
- リトルリーグショルダー
- ルーズショルダー
インピンジメント症候群、腱板損傷は共に腱板と呼ばれる筋腱の一部を痛めるもの、リトルリーグショルダーは骨を痛めるもので、ルーズショルダーは関節が緩くなって不安定になってしまうものです。
野球肩の注意点
痛みが悪化してくると、損傷の種類によっては成長障害につながる可能性もでてきます。
野球肩はどの負傷でも長期にわたる症状に悩んでしまいやすいため、初期段階で早めの対処をすることが重要です。
一般的な野球肩の治療法
痛みが引くまでスポーツを中止、安静にしつつストレッチを行い、痛みに応じて運動を再開するのが一般的。スポーツ復帰で再発しやすいため長期になりやすく3ヶ月~半年以上ととても長期のものが多い症状です。
一般的なスポーツ治療院の場合
温熱療法や超音波や低周波などで痛みを抑えつつ、ストレッチで柔軟性を改善させながら徐々に投球復帰をさせていきます。それに伴いインナーマッスルの筋力トレーニングを行ったり、投球フォームの指導でフォームに変えることも多くありますが、投球の負荷に耐える身体ができるまで時間がかかるため1ヶ月から2ヶ月程度は期間がかかってしまいます。
適切な対処と施術ができると野球肩はすぐに投げれるようになります!
野球肩は、無茶な投球動作によって過剰な負担が肩にかかり発生しているので、そのまま投げ続けていると本格的に骨や腱など肩の構造を壊してしまいかねません。しかし肩周囲の筋を緩め投球動作指導で体の無駄な力の使い方を修正することですぐに投球ができるようになっていきます。