シンスプリントについて

シンスプリントとは・・・

運動後や運動中に、スネの内側の下1/3の範囲に起こる痛み。ひどい場合には歩行動作などでも鈍い痛みを感じるようになります。このような症状のことをシンスプリントと言います。

シンスプリントの詳細

症状が軽いうちは日常生活には支障がないため、運動時の一時的な痛みだとあきらめてそのまま運動を続けたりしますが、次第にスネに沿ってうずくような痛みを感じるようになり始めます。症状が進むにつれ日常的に不快感や鈍痛が現れるようになります。

シンスプリントの注意点

脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれ、単なる骨膜の炎症と思われがちですが、酷くなると疲労骨折に繋がる可能性もあるため、長期間の症状に悩んでいる場合は特に注意が必要です。

一般的なシンスプリントの治療法は・・・

炎症がおさまり痛みがひくまで運動を休んで治療するのが一般的。炎症の軽減だけであれば数日の治療でも一時的には楽になりますが、今まで通りの運動方法でスネに負担をかけ続ければまたすぐ再発するので、治療期間は1~2ヶ月以上の長期になりやすい症状です。

一般的なスポーツ治療院の場合

炎症を抑えるため痛みをマヒさせる電機治療を行ったり、テーピング、サポーター、インソールなどでスネの痛みを抑える補助を行うことが多く、骨格のゆがみを指摘するところも。ただし本質的な原因である運動時のスネへの負担は変わらないので、再発リスクを抑えるために筋トレで負担に負けない身体づくりを行うことも多くみられます。

適切な対処ができるとシンスプリントはすぐに走れます!

シンスプリントは強く地面を蹴りつける動作によって筋肉が骨に付着する辺りに強い負担がかかり発生しているものです。無駄に地面を蹴らないように、走行動作の指導で本来使うべき筋肉を使えるようになるとすぐに楽に走れるようになっていきます。