グロインペインについて

グロインペインとは・・・

スポーツでの使い過ぎによって股関節を中心とした辺り(鼠径部周辺)に痛みを発することがあります。このような症状をグロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)と言います。

グロインペインの詳細

走行動作やキック動作の繰り返しによって股関節周辺に炎症を起こし、主に以下に挙げるような部位に痛みを発するようになります。

  • 大腿直筋近位部
  • 内転筋近位部
  • 恥骨外側部
  • 鼠径管部

サッカー、陸上競技の中・長距離で多くみられ、ラグビーやテニスなどでもみられます。

グロインペインの注意点

ひどい場合には3ヶ月以上の長期にわたって運動を中止しなければならない場合もあるため、症状が長期化している場合は特に注意が必要です。

一般的なグロインペインの治療法は・・・

スポーツの休止やアイシング、痛み止めやステロイド注射などが行われ、痛みに応じて筋トレやストレッチを開始し、2~3カ月かけて徐々にスポーツ復帰させていきます。現在では手術が選択されることはほとんどありません。

一般的なスポーツ治療院の場合

運動の休止と共に超音波や電機治療で痛みを鈍らせたり、筋トレで運動に負けない身体づくりを勧められることが多く、根本的な改善は望めないため運動の負担に負けない肉体が出来るまで数カ月のあいだ通い続ける必要があります。

適切な対処と施術を受けないとグロインペインはとても時間がかかります!

グロインペインは、はっきりした原因は不明ですがスポーツでの使い過ぎで筋力や柔軟性の低下があった場合に起きるとされています。スポーツによって引き起こされる「スポーツ障害」は、異常な負荷がかかるような使い方をして痛めてしまっているものなので、運動指導によって動きやすい動作に変えていくだけで痛みは改善し、長期の安静をしなくても運動できるようになっていきます。