テニス肘について

テニス肘とは

テニスの際に発生する障害で“動作時の痛み”が特徴。“物を掴んで持ち上げる動作”や“タオルを絞る動作”など、力をいれる動作をすると肘から前腕にかけて痛みが出現するものをテニス肘と言います。

テニス肘の詳細

体のバネを使ってスイングができていないと力まかせにラケットを振ることになってしまい手・肘や前腕部に大きな負担がかかります。これが続く事で、肘周囲の筋肉や腱に炎症が起き始め、痛みを発症するようになります。

痛む場所によって呼び方が2種類あります。

  • バックハンドテニス肘
  • フォアハンドテニス肘

以前は肘の外側が痛くなるものをテニス肘と呼んでいましたが、現在は外側が痛くなるものをバックハンドテニス肘、内側が痛くなるものをフォアハンドテニス肘と呼ぶこともあります。

テニス肘の注意点

痛みの原因が深層筋であった場合はとても治りにくいため、早めに治療を開始しないと長期にわたる症状に悩まされるようになってしまいます。

一般的なテニス肘の治療法は・・・

痛みが治まるまで運動を中止、炎症の原因になっている肘周囲の筋肉の緊張を取り除くために、超音波による深部加熱やストレッチを行うことが多い。しかし非常に再発しやすいので治療には2ヶ月~半年ととても長期になりやすい症状です。

一般的なスポーツ治療院の場合

痛みをマヒさせる電機治療や超音波を組み合わせたり、テーピングでの保護や筋力トレーニングを行うことが多く、骨格の矯正やフォーム指導を行うところもあります。症状の根本的な改善ではなく、症状に負けない身体作りを行うことが多いため時間もかかりやすく、再発リスクに悩むことも多々あります。

とても時間がかかるテニス肘も適切な運動方法なら早く回復!

テニス肘は、手先を使った動作によって前腕から肘周囲の筋肉を痛めてしまうものなので、そのまま運動をしているとなかなか治りません。しっかりした施術を受けるだけでなく、肘周囲を痛めないラケットのスイング法を身につけることが重要になります。